暑かった夏も終盤。朝晩だいぶ涼しくなって、秋を感じられるようになって来ました。
暑いのが苦手なので、助かります。
クリニック名に「カノン」と入っているので、いらっしゃる患者さんにクラシック(パッヘルベル)のカノンから取ったんですか?
と聞かれる事があります。
有名な曲ですから「パッヘルベルのカノン」というのは聞き馴染みがあるのでしょう。
「パッヘルベルのカノン」の「カノン」というのは、曲の形式のことで、「パッヘルベル」はバロック期の作曲家名。
(つまり作曲者名と曲の形)
「ソナタ」や「ノクターン」、「フーガ」と同じ、曲の書き方、作りです。
ちょっと聴いてみましょうか ♪
基本編成は、第一バイオリン、第二バイオリン、第三バイオリン、チェロ and (or) コントラバス、チェンバロ。
第一バイオリンがテーマを演奏した後、第二バイオリンがそれを追いかけるように演奏。
さらに第三バイオリンがそれに追随。
チェンバロと低音楽器 (チェロ、コントラバス)は、通奏低音という決まったフレーズを延々と弾き続ける。
少しアレンジされた次のテーマを、また第一バイオリンから順に追いかける。
いわゆる輪唱の形、カエルの歌によく例えられます。
楽譜で見てみると、テーマの変遷と、楽器の間でテーマを追いかける様が良くわかります。
現在では、弦楽奏だけでなく、オーケストラ、ピアノ、管楽器などに編曲され、演奏されています。
間奏で用いられている、山下達郎の「クリスマスイブ」のスキャット(ジャズの歌唱法)部分はあまりにも有名ですね。
達郎氏は、クラシックの曲をアカペラでジャズ風にアレンジする「スウィングル・シンガーズ」の作風に影響されて作ったと語っています。
ちなみに、この曲の正しいタイトルは「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」。
素晴らしく印象的な「カノン」のせいで、「ジーク」の部分はほとんど演奏されませんし、
この曲の正しいタイトルも「パッヘルベルのカノン」という馴染みのある俗称に変わってしまっています。
今回は音楽用語としての「カノン」の説明をしました。
クリニックの名前にした理由などは、またの機会に。
カノンデンタルクリニック
〒275-0011
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TEL:047-403-3304
URL:https://www.canon-dc.jp/
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