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「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2024」

こんにちは。院長の波木です。

 

今年のGWは5連休でした。

コロナ禍前のGWのメインイベントは

ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)・オ・ジャポン」でした。

 

以下ウィキペディアより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83

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2005年に始まったこの催しは、

東京国際フォーラムを中心とした周辺施設で、

有料無料のコンサートやライブ、ワークショップ、

展示会、講演会を開催する一大イベントとなっています。

 

私が最初に参加したのは2014年。

その時に観た最初の公演は、

アンヌ・ケフェレックがピアノを弾く

ハイドンとモーツァルトの室内楽でした。

 

その後は、2015年、2016年、2018年、2019年の

会期中の1日は参加していて、今回は5年ぶりの参戦

 

 

☆最初の公演は、ピアニスト:アンヌ・ケフェレックのソロ。

 

・J.S.バッハ/ブゾーニ:コラール前奏曲「来たれ異教徒の救い主よ」 BWV659a

・マルチェッロ/J.S.バッハ:オーボエ協奏曲 ニ長調 BWV596より アダージョ

・ヴィヴァルディ/J.S.バッハ:オルガン協奏曲 ニ短調 BWV596より ラルゴ

・スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.32 「アリア」

・ヘンデル/ケンプ:メヌエット ト短調 HWV434

・J.S.バッハ/ヘス:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV147

・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調op.110

 

最初に彼女の演奏を聴いたのは、2010年11月の佐倉市民ホール。

その時のプログラムも、前半はこの日とほぼ同じ。

 

14年経っても彼女の繊細で凛とした演奏スタイルは変わらない。

ベートーヴェンは、バッハを敬愛し、その作風を曲に取り入れた。

その集大成がピアノ・ソナタ第31番。

珍しく演奏前に通訳を連れて解説をするケフェレック。

この曲に対する彼女の想いを、聴衆に語らずにはいられなかったのだろう。

 

そして荘厳な31番が、彼女の中で昇華され、

美しく、そして儚く、時に力強く聴衆の心を打つ。

 

 

 

 

☆2つ目の公演は

・モーツァルト:オペラ《ドン・ジョヴァンニ》序曲 

・ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21

 

小林愛実 (ピアノ)

群馬交響楽団 (オーケストラ)

横山奏 (指揮者)

 

余韻に浸る間も無く移動、なんとかショパンの前に着席できました。

ショパンのピアノ協奏曲といえば第1番。

(実際には、第1番とあるが、2番目に作られている)

 

3年前のショパンコンクールの最終審査(オーケストラとの競演)でも、

2位になった反田恭平をはじめ、

ほとんどの演奏者が第1番を選択しています。

 

2番を聴くのは2回目で、いずれもこのイベント。

コンサートプログラムとしての構成、それによる集客を考えると、

演目の選択はかなり重要なファクターを占めます。

 

このイベントのように、

テーマを設定して構成されるコンサートの場合、

演奏される曲の認識度や人気より、

珍しさや特異性に、お客さんも惹かれる傾向にあると思います。

 

アンコールは、ショパンのノクターン嬰ハ短調。

 

小一時間空いたので、ドイツビールのお店で、

ポーチドエッグがのったシュパーゲル(ホワイトアスパラ)を食す。

 

 

☆3つ目の公演は

・モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュナミ」 

・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364

 

アンヌ・ケフェレック (ピアノ)

オリヴィエ・シャルリエ (ヴァイオリン)

川本嘉子 (ヴィオラ) 

東京21世紀管弦楽団 (オーケストラ)

中田延亮 (指揮者)

 

チャーミングな出だしのフレーズ。

ピアノとオケの掛け合いが当時としては斬新だったらしい。

 

2019年 ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503 に次ぐ、

ケフェレックのモーツァルトのピアノコンチェルト。

一本筋の通った可憐なピアノとオーケストラが、

お互いを引き立て合う心温まる演奏。

 

 

 

☆4つ目の公演は、これぞフェス!!というプログラム。

・ボロディン:オペラ《イーゴリ公》から 「だったん人の踊り」(2台ピアノ版)

・ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」(2台ピアノ版)

 

ナタナエル・グーアン (ピアノ)

広瀬悦子 (ピアノ)

 

ピアノのソロ公演は、

コンサートの中でおそらく一番演奏されるスタイル。

次がピアノが伴奏をする独奏楽器とのデュオ

(バイオリンとピアノ、チェロとピアノ、フルートとピアノなど)。

意外にハードルが高いのが、ピアノ連弾と、2台ピアノの演奏で、

作曲されている曲目が少ない上、

演奏者や会場の事情により、コンサートとして企画される事は稀れ。

 

ストラヴィンスキーのバレエ「春の祭典」(2台ピアノ版)は、

CDとして持ってはいても、実演で聴くことが出来るなんて!

まさしくこのフェスならでは。

 

その上、もう一曲が大好きな ボロディンの「だったん人の踊り」。

 

下の演奏は、今回のピアニスト広瀬悦子と

シプリアン・カツァリスのデュオ版。

 

 

アンコールは、チャイコフスキーのくるみ割り人形から「金平糖の踊り」

 

 

 

☆最終公演は

ジャズピアニスト 山下洋輔 ソロ

「ラヴェルのボレロなど、テーマ「ORIGINES」にちなんだ楽曲をモチーフに贈る、唯一無二のスペシャル公演! 」

 

という事でしたが、三階席で聴くのはちょっと無理がありました。

ジャズは目の前で聴いた方が良いです。。。

 

 

以上、ラ・フォル・ジュルネ2024のコンサート評でした。

 

クラシックの入り口、きっかけとしては、非常に良い企画だと思います。

ちょっと聴いてみようかな?なんか面白そうだね?という感じで

参加していただけるとお値段以上の価値を見出してもらえると思います。

 

 

 

 

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