一般歯科
なるべく痛みを抑えた治療、
そして健康な歯を残すことに
注力する治療で
患者さまの満足を目指します
患者さまにとって最善の治療法をご提案します
当院では「痛みの少ない治療」と「できるだけ抜かない・削らない治療」を心がけております。基本的には保険診療を中心に、患者さまの症状によっては高度な自由診療も行っております。
患者さまにリラックスして
治療をお受けいただける
環境・技術にこだわっています。
麻酔時に痛みを感じにくい
治療
患者さまが苦手意識を感じる医療行為のひとつに麻酔があります。
当院では麻酔時に3つのアプローチを通して痛みの軽減を行って
いきます。
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1.表面麻酔
歯肉に塗布することで、あの「チクッ」とした痛みを軽減します。
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2.極細い針の使用
麻酔注射の際に極めて細い針を使用することで痛みを感じにくくします。
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3.確かな技術
針を刺す時の深さや薬剤注入の速度にも細心の注意を払います。
痛みの感じ方は人それぞれ
患者さまによって痛みの感じ方は違います。痛みに敏感な方、また「どんな治療でも麻酔をしたうえで治療してほしい」というご希望がある方には、適量の麻酔を行っておりますのでご相談ください。
できるだけ削らない・歯を残す治療で健康な歯を残すことを考える
以前のむし歯治療といえば、むし歯になった部分を削り、詰めもの・被せものをするということを繰り返すものでした。しかし歯は治療をする度に弱く、脆くなっていきます。
当院ではMI(ミニマルインターベンション)の考えに基づき、できるだけ歯を残すために治療回数を最小限に、そして健康な歯を維持することに尽力していきます。
MIとは
MIとはMinimal Intervention(ミニマルインターベンション)の略で、最小限の侵襲を意味し、できるだけ削らない・できるだけ歯を残す考え方を指します。現在の歯科業界ではこのMIの概念が広く浸透したことで、健康な天然歯を多く残し、生活の質を上げる治療が主流となっています。
当院は健康な歯を少しでも多く残すために以下の取り組みを行っています。
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超音波スケーラーの使用
毎秒2~3万回振動するスケーラーで複雑な根管や歯根の洗浄を行います。
奥まで入り込んだ細菌や切削片を除去することができ、より精度の高い根管治療が可能です。
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コンポジットレジン修復
むし歯箇所を削った部分にペースト状のコンポジットレジン(樹脂製の白い修復用素材)を塗り重ね、光を当てて硬化します。金属を使った治療よりも削る箇所が少なくすみます。また色や形状など見た目にも優れた修復治療です。
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3MIX-MP法
深部う蝕治療などには抗生剤を使用した3MIX-MP法を用いています。
高い効果が期待できる薬剤を使用することで、神経に達したむし歯でも歯髄を残せる可能性があがります。自費治療 1歯¥5,500(税込)
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MTAセメント
神経に達したむし歯でも生体親和性の高いセメントを用いることで神経を残せる可能性があります。適切に封鎖することで神経を保護します。
深いむし歯がわずかに歯の神経まで達している症例、事故や外傷などによる歯牙破折症例、治療による根管内穿孔症例に使用することも可能です。(自費治療)
むし歯は早期発見・早期治療がカギとなります
放置すると大変危険なむし歯。
当院の掲げる「できるだけ削らない・歯を残す治療」もむし歯が極度に進行している場合には対応が難しくなってしまいます。
早い段階であれば治療の選択肢も広がりますので、違和感を感じられましたらお早めにご来院ください。
むし歯の進行
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むし歯細菌(ミュータンス菌)による脱灰が始まる。
歯みがきや、生活習慣の改善で再石灰化も望める。 -
表面のエナメル質が溶けて穴があいた状態。滲みたり、痛みなどの自覚症状はなし。
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むし歯が象牙質まで進行。痛みを感じたり冷たいものや甘いものが
滲みたりする。 -
歯髄(神経と血管)までむし歯が進行。
激しい痛みを伴う。根管治療が必要。 -
歯髄炎を放置すると歯根の周囲組織に炎症が起きて膿が貯まる。
嚙んだ時の痛みが強い。
顔が大きく腫れたりする。 -
歯冠がなくなり、歯槽骨付近までむし歯が進んだ状態。歯根の先に膿がたまったり、被せものを維持できなくなるので、歯の保存が難しい。
むし歯は進行してしまうと根管治療が必要です。
むし歯が達していたり、強い痛みがある場合には、根管治療を行います。根管部分の組織を正確に取り除きます。
むし歯の進行度により
根管治療の流れが異なります。
①むし歯が歯髄(歯の神経)まで侵食している場合に行う「抜髄」
むし歯菌が歯を侵食し、歯髄に炎症を起こし痛みが生じることを「歯髄炎」といいます。
一度炎症を起こしてしまうと自然治癒する可能性が減るため、炎症を起こした歯髄を取り除く根管治療が必要です。
抜髄根管治療の流れ
むし歯が歯髄に達している状態。歯に痛みがあります。
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浸潤麻酔
まずは対象の歯の部分の局所麻酔を行います。
当院では表面麻酔や細い針を使用し、痛みを軽減しています。
生活歯かどうか判断が難しい場合は電気歯髄診断器を使用し、診断いたします。
むし歯に侵された歯髄部分を徹底的に除去していきます。
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根管長の測定
根管治療は直接確認できない歯根の先まで整える治療です。根管長測定器を用いて正確な根管の長さを把握し、確実にアプローチしていきます。
根管の拡大・形成
汚染された箇所を確実に除去するために、根管拡大装置や手用器具を用いて根管内を拡大します。
拡大鏡の使用
拡大視野の元、精密な作業を行っていきます。
汚染された箇所を除去し、消毒薬で蓋をします。
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根管内を洗浄、消毒
根管内の汚れを完全に取り除き、むし歯菌が残らないように消毒します。根管内の感染物質や歯髄が残らないように、完全に消毒できるまで、何度か繰り返します。消毒が完了したら、消毒薬を入れて蓋をします。
内部を殺菌後、充填剤で密閉。
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根管充填で歯根を密封
根管内を感染物質が残らないように完全に消毒したのち、歯根を充填剤で密封します。神経を取ってしまった歯は再感染のリスクがあがるため、隙間がないよう密封し細菌が入り込まないようにします。
補綴物装着のための支台築造。
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歯内治療後、支台歯の形を整えます
充填後歯に補綴物を装着できるよう土台をつけます。
歯内治療後に再感染などを防ぐために、支台築造を行い感染経路を遮断します。
被せものの装着と
かみ合わせの確認
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被せものの装着とかみ合わせの確認
支台築造後欠損に合わせた被せものをします。 被せものが合わないとかみ合わせも悪くなりますので、しっかりと噛めるよう装着後はかみ合わせを確認します。
②歯の神経が死んでしまったり、過去に根管治療を行った歯を再治療「感染根管処置」
歯髄炎になり、痛みがでているにも関わらず放置していると、歯髄が腐っていき膿がたまります。
一時的に痛みはなくなりますが、感染がどんどん広がっていき、感染根管治療が必要です。
根管内の細菌が骨や歯根膜に入ってしまい、歯根の先に病巣を作り骨が溶け出している状態を根尖性歯周炎といいます。
感染根管治療の流れ
基本的には抜髄根管治療と流れは同じですが、感染根管治療の場合はすでに感染している状態から無菌状態を作り上げるため、より処置が難しくなります。
イラストのように、歯の根の先に膿や細菌が入り込み炎症を起こしているため、治療にも時間がかかります。
壊死した歯髄を除去する際に膿がたまっている場合は内圧を下げ、膿をだします。
むし歯を防ぐには
定期的に検診に通っていただき、クリーニングやブラッシング指導を受けていただくことが健康なお口を維持する一番の近道です。当院では予防歯科の概念を大切に考え、むし歯や歯周病を未然に防ぐことを重要視しています。
当院では3ヵ月に1回程定期検診に
お通いいただくことを推奨しております。
初めて診療を受けられる方
当院は患者さまにご納得して治療を受けていただくことを大切に考えております。
まずは口腔内の状態を確認させていただき、必要であればレントゲン写真を撮り現在の状態と治療方針をわかりやすく説明いたします。
都度患者さまと意思の疎通をとりながら進めていきますので、安心してご来院ください。